ある夜。地下鉄御堂筋線 新大阪駅での出来事。|香珈房Blog     

2018年6月16日土曜日

ある夜。地下鉄御堂筋線 新大阪駅での出来事。

梅雨冷えの影響なのか、寝起きの動きがかなりスローになっています。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。


地下鉄御堂筋線に乗り、改札を出る際のこと。

もう夜も遅いので早く帰りたいとすたすた歩いていたのですが、

ちょうど改札機を通るとき、

観光客であろう、のっしのっし歩く体の大きな外国の男性の後ろになってしまい、私のすたすたは急ブレーキ。

その方が切符をいれ、そのあと私は回数カードを入れて続いたのですが、

出る際に出てくるはずの回数カード(残高あり)が出てこない。

あれ?

疲れて半分停止している頭が一瞬混乱。

ふと前を見ると、私の前を歩いていた外国人男性と、別の改札機を通って出たのであろう奥さんが立ち止まって話している。

その手には私の回数カードが。

恐らく、その方ののっしのっしが過ぎて、私のカードが改札を抜ける前に出てきてしまい、思わず取ってしまったのでしょう。

以下、その外国人夫婦の会話(想像)

夫「ねえハニー、改札出るときこんなん出てきてんけど?」

妻「え、あたし出てこーへんかったで」

夫「え。まじか。これなんやろう?」

妻「なんか、いるやつやったら困るな。あたし取り忘れたんやろか」

夫「でも、行きしは出るときこんなん出てこーへんかったで」

妻「そやなぁ。じゃあそれなんやろか」

夫「日本の改札よーわからんな」

妻「ほんまやなぁ、それどうすんの?誰かに聞く?」

夫「せやな、どうしょーか・・・」



「・・・え、えくすきゅーずみー」

恐る恐る声をかける私。

ジェスチャーを加え「それ、わたしのです」と伝えるとそのご夫婦はすぐわかって返してくださいました。

「すまんすまん、にーちゃんごめんやでぇ」

みたいなことを英語でいっておられましたが、

やっぱり咄嗟では英語が出てこず、笑顔で「いえいえ、大丈夫ですよ」と言いながら手を振り立ち去りました。

こういうとき、気の利いた簡単な一言二言が言えるといいですよね。

「ゆあうぇるかむ。えんじょいじゃぱん!」

くらいでいいのかな。

ちょっと考えるとこれくらいの単語なら出てくるんですけどねぇ。

なんか、かえって申し訳ないと思った、つい先日の出来事でした。