先日、某テレビ番組で、詩人の谷川俊太郎さんが特集されていました。
特にファンというわけではなく、詩集を読んたことがあるわけでもないんですが、見ていてちょっと驚いたことがありました。
「もこ もこもこ」というタイトルの絵本。
ご存知の方もたくさんおられると思います。
擬音と、抽象的な感じのシンプルな絵で表現されるなんともいえない世界。
物語があるような、ないような。
何か伝わってくるものがあるような、ないような。
私にとって、それまでに触れた本の中で“面白かった”というより、特に“印象的”だった一冊。
出会いは小学校の図書室。最初に読んだときは「なんじゃこりゃ」な感じでした。
でも何だか気になって、何度か手に取ったり、まだ棚に並んでいることを確認したりしては、「おー、まだある」と意味不明の安心感を抱いていたような、そんな記憶がある本。
その表紙が画面に映し出された瞬間、思わず「おおっ」ってなりました。
谷川俊太郎さん作だったんですね。
いやあ、知らなかった。