最近もよく本を読みます。
選ぶ際には裏表紙の紹介文を見たり前書きを読んでみたりして、良さげなものを選ぶことが多いです。
この前、とある本(エッセイ)との面白い出会いがありました。
タイトルにひかれて手に取り、前書きがあったのでさらっと読んでみたのですが、そこには仕事で長期に家を留守にすることの多い著者が、あるとき仕事に出る際玄関まで送ってくれた3歳の娘に「また来てねぇ」と言われ、苦笑しつつも内心うろたえ傷ついていたということが書かれていました。
私は子供のころ全く同じことを父に言ったことがあったので、思わずにやっとしました。
父は旅行会社に勤めていて、添乗員として休日も関係なく何日も家を空けることが多かったのです。
実際にその時のことを覚えているわけではないのですが、大きくなって母から「昔こんなこと言ったのよ~」と聞かされ、さもありなんと笑い話として覚えていた出来事でした。
こんなところにも同じ経験をした人がいたとは。
案外「また来てねぇ」って自分の子に言われたことのある人って多いのかな。特に団塊の世代は。
ちなみにその時父が内心傷つき意識していたかどうかは分かりませんが、私の記憶にあるのは休みの日にはサッカーやキャッチボールなど、よく一緒に遊んでくれた父の姿です。
一応、父の名誉のために。