例えば、ブラジルNo2とかガテマラSHBとか。
これらは各生産国で行われている格付けの結果、いわゆるグレードを表しています。
格付けの様々な方法
格付けの方法は国によって異なっていて、日本で流通している生産国では- 栽培地の標高
- スクリーンサイズ(豆の大きさ)
- 欠点数
- スクリーンと欠点数
ちなみに、国で決められた基準のないところも(モカマタリで有名なイエメン)あります。
「国際基準を作っちゃえばわかりやすいのにぃ」
と思う方もおられると思いますが、
同じような標高にしか生産地域がない国では標高別に分ける意味がもともとなかったりするので、生産国それぞれの状況に合った格付け方法が採用されている経緯には、それなりの意味があります。
以下に各生産国の、主だったグレードをまとめました。
1.標高
中米で用いられている格付け基準。他にホンジュラスやコスタリカの中央高地なども標高による格付けが行われています。
2.スクリーンサイズ
コロンビアはスクリーンサイズが13以下のものは国内消費のみで輸出されません。
3.欠点数
欠点数は300gあたりの味の欠点となりうる豆や混入物の数。
他にペルー、インドネシアのアラビカ種も欠点数による格付けが用いられています。
4.スクリーンと欠点数
欠点数は300gあたりの味の欠点となりうる豆や混入物の数。
他にインドネシアのカネフォラ種もスクリーンと欠点数による格付けがなされています。
ブラジルの欠点数による規格とスクリーンによる規格は実際には別ですが、実質連動しています。
あまり覚える必要は無いことですが、ちょっと知っておくとコーヒーを選ぶ際の参考にはなるかなと思います。